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Mozart matinee モーツアルトマチネ トリオダンジュコンサート vol.2

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2012年2月19日(金曜) 14:00~
宮城野区文化センター パトナホールにて
Mozart matinee 
モーツアルトマチネ トリオダンジュコンサートを開催いたします

プログラム
モーツァルト作曲 オーボエ・クラリネット・ファゴットの為のディヴェルティメント 1番、2番、3番 他 KV.439b (Anh.229)

出演者
クラリネット ダビット ヤジンスキー
ファゴット 石川 晃
オーボエ 山岸 亜貴

Mozart matinee モーツァルトマチネ トリオダンジュコンサートは第2回目の開催となりました。
モーツァルトが天才とされるのは表面上は美しく整えられているのに、その中に全てが存在しているからでしょうか。mozartは上等な服を着て着飾るのが好きで神童と呼ばれていましたが、もちろん中身は普通の生身の人間で、馬車で旅しては、心をときめかせ、また六人の子供に恵まれましたがそのうち4人を失ったりと様々な哀しみにも遭遇しています。それらのものは色々な形で曲の中で姿を現し、聴き手の心を掴みまたは開放し、鮮やかに変化します。この演奏会でも皆さまの心に様々な形で反映し、励まし寄り添うものであります様に。

当時の楽器は現在のモダンな楽器よりも発音するのに時間を要し、ほんのずれが生じる事で、柔らかな音の層と倍音が生じていました。モダンな楽器でもその層を作るよう倍音を重ねたりして響を再現しようとする試みが大事だと考えています。そしてオーケストラの編成からみれば分かるように、モーツァルトはメロディだけでなく、内声、そして低音が聞こえる事が重要だと考えていました。(当時は1バイオリンと2バイオリンが同じ数使用され、ファゴットは通常2本ですが、モーツァルトは4本使用していました!ビオラは現在のものより20cm大きく深く大きな音がしました)
このディヴェルティメントは3声で演奏しますが、全パートが重要な役割を果たします。オリジナルは3本のバセットホルンですが、このオーボエ、クラリネット、ファゴットによる演奏をどうぞお楽しみください。 山岸亜貴